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糖尿病のために亀頭包皮炎を繰り返し、包茎手術を希望される方から多くのご相談を頂いています。糖尿病性の包皮炎は、難治性で再発を繰り返すことが特徴です。また糖尿病性亀頭包皮炎の最大の問題は、難易度が高いために手術を引き受けてくれる医師が少ないことです。「このようなタイプの方の手術はうちでは、やっていません。」と断られた、という方から多くの御相談をいただいています。
糖尿病の方は慢性的に亀頭包皮炎を繰り返し、包皮や亀頭の痛み、かゆみを感じることがあります。また、慢性の亀頭包皮炎を繰り返す患者さんに尿検査をしたところ、尿糖が検出され、糖尿病を罹患していることが判明することがあります。糖尿病を発症すると易感染性になるために、包茎の場合には慢性の亀頭包皮炎を合併し易くなります。糖尿病で治療中の方は亀頭包皮炎に注意する必要があります。
慢性の包皮炎を繰り返す場合、絞扼輪の部位（包皮をかぶせて最も先端の部分に相当する場所）が疲労性皮膚炎となり、弾力性が失われるため、裂けやすくなることが知られています。亀裂が繰り返し生じた後に、絞扼が強くなることがあります。仮性包茎だった状態が、剥けなくなり、カントン包茎や真性包茎に移行する場合もあります。
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50歳、独身。糖尿病性亀頭包皮炎、包皮亀裂、包茎手術
糖尿病発症後、包皮に炎症を起こし、亀裂を生じた症例です。性交渉時はもちろん、おしっこをするときもヒリヒリと沁みるために、日常生活にも支障があったようです。近所のクリニックを受診しましたが、手術できないと言われ、何とかしたいという気持ちから御相談いただきました。亀頭及び包皮に炎症を起こしており、包皮の絞扼輪に亀裂が生じていました。亀裂部位を含んだ炎症部位を切除して、亀頭を露出させました。手術により亀頭包皮炎は改善しました。
糖尿病になると、包皮に炎症を起こし亀裂が入ることがあります。亀裂が入ると排尿時に沁みるために、痛くて生活に支障をきたします。包茎手術を希望して近くのクリニックを受診しても、薬のみ渡されて、包茎手術はしてもらえないことが多々あるようです。糖尿病性亀頭包皮炎の手術は難易度の高い手術になりますが、通院1回のみで治療することが可能です。他院で断られた糖尿病性包茎の包茎手術に対して、アドバイスさせていただいております。
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28歳、既婚。糖尿病性亀頭包皮炎、包皮亀裂、包茎手術
20歳から糖尿病で加療中であった症例です。もともとは仮性包茎でむけていましたが、包皮に炎症を繰り返し、カントン包茎の状態になってしまい、御相談いただきました。何軒かクリニックをまわりましたが「うちでは難しい」と手術を断られ包茎手術を引き受けてもらえなかったようです。強い絞扼輪があり、剥け辛くなっていました。更に絞扼輪の周囲に亀裂を生じて痛みを伴う状態でした。亀裂部位を含めて包皮炎を起こしている包皮を切除しました。包茎手術後は見た目も良くなり、放尿時の痛みは消失しました。楽になったと喜んでいただきました。
糖尿病の患者さんは、包皮炎を繰り返し、仮性包茎がカントン包茎や真性包茎に進行することもあるため、注意が必要です。また、糖尿病患者さんの包茎手術は感染を起こし易く、化膿しやすいので、手術を行っていないクリニックも多いようです。手術を断られた糖尿病の患者様から多くの御相談をいただいています。
糖尿病性亀頭包皮炎で悩んでいます
東京都新宿区在住、40歳代、既婚
41歳、妻帯者です。糖尿病の家系であり、2年前くらい前に初期の糖尿病と言われました。同時期から亀頭包皮炎を繰り返すようになり、泌尿器科で塗り薬を貰い塗っていました。一時的によくなりますがまた再発してなかなか治らないので困っています。最近は皮の一部に亀裂が入り前よりも剥けづらくなったように思います。亀裂が入ると排尿時にひりひりするので、おしっこをするとき大変です。また皮が全体的に縮んだ様な感じがして亀頭が圧迫されたようにも感じます。どうしたらよいでしょうか。治りますか。
糖尿病の患者さんは、亀頭包皮炎を繰り返すことがあります。軟膏を塗って改善することもありますが、再発することも多く、難治性です。包皮炎を繰り返し、包皮に亀裂が入るとおしっこが沁みるので、痛くて生活に支障をきたします。亀裂が治るときに包皮が収縮し剥けづらくなることもあります。このような場合、包茎手術を考えることをお勧めしています。糖尿病症状がある場合手術を引き受けてくれるクリニックが少ないために、断られるケースもあると思います。難しい症例も扱っているクリニックでないと手術してもらえないこともあるので注意してください。
糖尿病ですが包茎手術は可能ですか
東京都小金井市在住、40歳代、独身
数年前に糖尿病を発症しました。それ以後、陰部の炎症を繰り返すようになり糖尿病性の亀頭包皮炎と診断されています。最近では包皮に亀裂が入り排尿時に痛みがあります。泌尿器科の先生に診察してもらうと、いつも軟膏を渡されるばかりです。自分としては可能であれば手術したいのですが、手術はしてもらえるものでしょうか。
糖尿病性の亀頭包皮炎は、一時的に治っても再発を繰り返す、難治性の疾患です。最終的には、包皮の狭くなっている部分である絞扼輪を切り取る必要があります。高い技術が必要なので手術を引き受けてもらえない場合があります。難易度の高い治療も行っているクリニックに相談してみることをお勧めいたします。
糖尿病包皮炎だと思いますが、手術すれば治りますか
東京都狛江市在住、40歳代、独身
数年前に糖尿病になり、内服薬を服用しています。糖尿病を発症後、陰茎の包皮が炎症を起こし、治っては再発を繰り返しています。近くのクリニックに行ったら軟膏を渡され、手術はやっていないと断られました。手術を希望しているのですが、手術は引き受けてもらえるのでしょうか。
糖尿病を発症すると糖尿病性の包皮炎を繰り返すことがあります。包皮炎は、軟膏を塗って一時的に改善しますが、また再発することが多く、痛みや痒みのため悩んでいる方が多くいらっしゃいます。手術すれば症状の改善が見込まれます。しかし手術の難易度が高く、手術を引き受けてくれる先生が少ないことが最大の欠点です。経験豊富な先生に御相談せれるのが良いと思います。
糖尿病から包皮炎を発症し、剥け難くなってきました
東京都墨田区在住、40歳代、独身
数年前から糖尿病の治療を行っています。糖尿病を発症してから、陰茎の包皮が炎症を起こし易くなり、再発を繰り返しています。少しずつ包皮の狭窄が強くなり剥け難くなっているようです。手術をすれば治りますでしょうか。
糖尿病を発症することにより、糖尿病性包皮炎を起こし易くなります。また包皮炎により狭窄が狭くなり、剥け辛くなることもあります。衛生状態が保てない、痛みや痒みが酷い場合は、手術を検討したほうが良いと思います。ただし手術を引き受けてくれる先生が少ないために、皆さん困っているようです。家から離れている場所でも出かけていく覚悟が必要になります。
糖尿病性包皮炎を繰り返し、真性包茎になってしまいました
東京都大田区在住、40歳代、既婚
糖尿病患者です。数年前から糖尿病に対して治療を行っています。糖尿病を発症してから、包皮炎を繰り返し発症するようになり、だんだん剥け難くなってきて、現在は、真性包茎になってしまいました。皮が厚くなって全く剥けません。また痛みのために性交渉が出来ません。手術したほうが良いでしょうか。
糖尿病による包皮炎により、包皮の狭窄が進行することは良く認められます。真性包茎になってしまう方もおられます。真性包茎で、痛みや痒みがある、性交渉が出来ないということであれば、手術の適応です。手術を考えるのが良いでしょう。糖尿病の症状が酷い場合、包茎手術を引き受けてくれる先生が少なくなります。多少遠方でも出かける覚悟が必要になるでしょう。
糖尿病性包皮炎はいつ手術に踏み切るべきですか
東京都大荒川区在住、40歳代、既婚
糖尿病のため薬を服用しています。皮が裂ける症状があり、皮が剥け辛くなってきています。このサイトの症例写真を参考にさせていただき、自分も糖尿病性包皮炎ではないかと思います。現在は、包皮に炎症があるために、掛かりつけの先生から炎症を止める軟膏を処方してもらって塗っています。手術の時期ですが、症状が収まってから手術すべきなのか、現状で手術すべきなのかどちらでしょうか。迷っています。ご教授ください。
どちらかといえば、糖尿病性包皮炎が収まっている時期の方が手術はやり易くなります。しかし、包皮炎はすぐに再発しますので、時期を設定するのが容易ではありません。糖尿病性の包皮炎の治療に対応可能な先生であれば、現在の状況でも十分手術してもらえると思います。早めに治療されるのが良いのではないかと考えられます。